無料読本『簡単にわかる塗装工事』について
2章 この業界は、何かおかしいの?
1章でご紹介したように、塗装工事によってずいぶん泣かされている人が多くいます。でも氷山の一角に過ぎません。これは塗装工事に関する情報が少ないのが原因です。
テレビコマーシャルでやっている大手塗装業者なら・・・町の塗装工事店なら・・・または家を建てた大工さん 工務店 リフォーム会社なら・・・安心なのでしょうか?
《管理について・・・》
確かに大手塗装業者などは管理がしっかりしていて、町の塗装工事店はまず管理に力を入れていません。
《工事価格について・・・》
営業さんを使っている会社は、どうしても人件費等で高くなってしまうのは仕方のない話です。町の塗装工事店は親方が営業兼職人なので比較的安くできます。
町の塗装工事店以外は、全て下請けまたは協力会社を使って工事しますので当然工事金額が高くなりますよね?
だったら町の塗装工事店が良いと思われがちですが、管理が整っていないのが最大のネックです。
どういう事かというと、工事を管理する人がいない為に、親方の独断で物事が行なわれる事です。 例えば、たくさん塗る為にシンナーを多めに入れてみたり、3回塗るところを2回にしてみたり、こんな感じです。
さらに、塗料についての勉強をすることが少ない為に遅れた知識、その影響で少し前の塗料を使う傾向があります。その他に保証書の発行、アフターフォローなど、町の塗装工事店だとそこまで考えている所が少ないです。
では、いったいどうすればいいのでしょうか?
そんな事いわれても・・・と、思われる気持ちもわかります。でも結局、きちんとした工事をしてもらえればいいと、考えているはずですね?
お金に余裕があるなら、大手塗装業者などできちんとした管理体制の下、安心して工事をすることが良いと思います。
でも、町の塗装工事店でしっかりとした塗装に対する考えが出来ている所を見つけられれば工事金額が安く抑えられるので良いと思います。
また、大手塗装業者などは、営業マンが歩合で仕事をしている場合が多く、金額が高くなりがちです。新聞の求人募集でさがしてみて下さい。塗装の営業募集のところですが月給100万円以上可能と書いてあります。これは、どのような事でしょうか?歩合で働く訪問販売会社に多い形態です。
ここでよく考えてみると、塗装工事に携わっている者として、良心的に工事をしてくれる会社が果たしてどのくらいいるのだろうか?と考える事があります。
付き合いのある塗装関係者にたずねても、自分の会社の良い所と他社の悪口は一生懸命話すけれど、どこまでが本当なのか良くわかりません。
消費者の立場で考えると、どんな会社が信用できて、できないのだろうか?
誰にでも簡単に見分けられる方法がないか?
そんなことから考えられたのが、7つの原則です。