無料読本『簡単にわかる塗装工事』について
4章 塗装工事を行う為に知っておきたい事
2の原則
工事は、確実に!
外壁塗装には 主に3つの工程があります。
1 下塗り
既存の壁と中塗り・上塗りを密着させる為の、ノリの様なものを想像してください。最近の下塗りは真っ白になるので、塗ったところがわかりやすい。ただし隅まできちんと入っているか?チェックするのは忘れないで下さい。
2 中塗り
中塗りと上塗りが同じ色になると、どこからどこまでが中塗りで、どこからどこまでが上塗りか?素人では判断できないので、注意が必要です。
3 上塗り
ご自身で決めた色なので、簡単に確認することができます。色見本帳で選んだ色よりも若干うすく見える傾向にあります。
以上の中で問題なのはどこか?
そう2の中塗りです。悪徳業者・手抜き業者が1番細工をする工程です。それでは中塗り時に発生する問題点を挙げます。
1 中塗りをしない。
上塗り一回で終わらすというやり方。訪問販売で、3年未満につぶれる会社にありがち。不具合が出た時には、すでに会社がなくなっている場合が多い。
2 見えるところだけ中塗りする。
よくやるのは、玄関のところだけきちんと中塗りして、やっているというのを見せて実は他のところは上塗り一回で終わらせるやり方。なぜ玄関だけかというと、一番目につくからです。
本当にこのような事をしている会社がいるのは確かです。では、このような問題が起きないようにするにはどうしたよいか?簡単な事ですが、良心的でない会社は、嫌がります。
それは・・・
『中塗りの色を変えてもらうことです。』
たったこれだけで、嫌でも中塗りをしなくてはいけなくなります。工程ごとに色が変わり、誰でも簡単に確認が出来て安心です。職人の立場からも塗った所・塗らない所がよくわかります。
心配なのは肝心の会社がきちんとやってくれるか?ですね。でもこのような事は、良心的な会社ならやってくれます。もし出来ないといわれたら違う会社に変えてください。
工事を確実にしてもらう為に・・・